日本初!!リスロンSシリーズ、「BG Emission Test Certificate(欧州環境テスト認証)」を取得
株式会社小森コーポレーション(東京都墨田区、代表取締役社長 小森善治)では、リスロンS29/S26シリーズ、リスロンS40シリーズ、リスロンS40SPが、世界的に環境問題意識が最も高い欧州において、印刷時の放出有害物質抑制に対する権威あるBG(専門職協会)の環境適合認証を獲得しました。

■印刷機に関する環境基準「BG認証」のプロフィール BG Emission Test Certificate 欧州連合(EU)が公式認定した適合審査機関の独BG(専門職協会)による 印刷機械に対する印刷時に放出される特定有害物質の抑制基準。
■位置付け
この「BG環境テスト認証」は、EU加盟国内では、 印刷機の環境影響評価として極めて権威のあるもので、 現在、ISO国際標準化機構の専門分科会で国際規格化の検討がすすめら れていて、 それだけにハードルの高い基準でもある。
環境に関する社会経済・業界の動き
京都議定書により世界各国は環境に無関心ではいられなくなった。日本国内では、環境法整備が進み、運用の時代に入った。特に、印刷業にとっては、官公庁や企業のグリーン購入が定着し、印刷物の受注条件に環境をあげるクライアントも増加している。また、これらの動きに対して、日印産連では「グリーンプリンティング」を発表したが、印刷業界の環境対応を促進されることになる。一方で、これらの環境対応への高まりを捉えた戦略的な動きもある。経済産業省が発表した「新産業創造戦略」や全印工連の「業態変革プラン」にも環境対応の一節があり、「水なし印刷」や「クリオネマーク」など戦略的な手法で成果を上げる印刷会社が目立っている。いずれにせよ、今後、印刷業界を取り巻く環境はエコロジーに向かって加速していくと考えられる。
■BG認証の評価基準
最高印刷速度の80%の印刷運転時に、印刷機から放出される特定有害物質の飛散度および騒音の規制値。
・パウダー飛散度
・インキミスト飛散度
・給水添加物(アルコール)飛散度
・洗浄時の洗浄溶剤飛散度
・騒音値
・コーター添加物(アンモニア)飛散度
・その他

■認証機関 独BGの適合認証と小森機への評価
BGの技術視察団長、Albrecht Gloeckle(アルブレヒト・グロエックレ)氏のコメント
「これまでの経験から、発売前の製品が認証を取得することはきわめて珍しいといえます。今回の認証で、印刷機の設計という初期段階から小森が環境を配慮している事実が実証されました。」
「印刷産業における環境保護の重要性が高まっており、多くの顧客が最高品質の印刷だけでなく、環境に配慮した製造の証明を求めています。最近は、特に溶剤が注目を浴びています。京都議定書の制定以来、多くの国々が溶剤の排出量削減に注力しており、削減を促進するインセンティブ創出に努めています。たとえばスイスは、溶剤消費を抑制するための税金を追加導入しています。印刷産業における排出を削減し、可能な限り防止することは、環境だけでなく、健康管理にとっても重要です。これは、BGが『環境テスト認証』を導入した理由のひとつです。
小森は、15年以上にわたり、印刷品質に優れているだけでなく、関連欧州安全基準に適合する印刷機を欧州市場に提供してきました。今回のBG認証取得も含め、指定された欧州試験・認定機関による厳密な安全検査に合格した製品のみを小森が販売している事実が実証されました。」
リスロン SがBG『環境テスト認証』を取得するためには、日本、イギリスとデンマークでの徹底した測定検査に合格する必要がありました。数回のリスロン Sを使ったテストで、標準インク、UVインク、ニ ス、UVニスで紙と厚紙(ボール紙)に印刷しました。これらのテストの結果、関連排出量が国際的に認識された制限値を大幅に下回るようリスロン Sが設計・製造されていることが証明されました。
関連排出物は、洗浄溶剤、湿し水添加剤、インキおよび/またはニス(ミスト)、スプレーパウダー、騒音、オゾン、紫外線放射(UV印刷の場合)です。
同氏は、具体的に2つの点を挙げています。「第一に、小森の印刷機は、アルコール度の低い湿し水を使って、日本、そしてヨーロッパの数ヶ国で運転されています。その多くがアルコールをまったく含まないだけでなく、問題のある代替物質を必要としません。さらに、IPEXで、UV印刷機を除く小森のすべての印刷機がアルコールなしで動作することを確認しました。UV印刷機でさえも、アルコール量は4パーセントと低いため、小森が溶剤排出削減に重要な貢献をしていることは明らかです。また、湿し水添加物のコストが削減されるため、小森の顧客は環境的なメリットに加えて経済的な利益も享受できます。第二に、リスロン Sの騒音値が非常に低いことも注目に値します。紙と厚紙(ボール 紙)の印刷時の測定値は、73 dBから80 dBでした。これは、現在の有効騒音値を大幅に下回っています。今年2月から印刷会社の騒音規制を大幅に強化した、騒音に関する新たな欧州指令に着目すると、その重要性は明白です。」

