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PAGE 2007レポート


期間:2007年2月7日〜9日
会場:サンシャインシティ コンベンションセンターTOKYO(池袋)
PAGE主催:社団法人 印刷技術教会(JAGAT)
テーマ:「21世紀のカラフルメディア」
出展規模:139社、480小間
セミナー等:23コンファレンス、18セミナー
来場者数:65,140人(3日間合計)


印刷の世紀と言われた20世紀のメディアの常識を超えて、ITの進展による多種多様化が進んでいます。そのようなカラフルなメディアによる紙を含めた制作の変化、価値の高め方を追及し、効率的に活用するノウハウに焦点を絞ったコンベンションがPAGE2007でした。
主催者側の話でも、PAGE2006に比較して10〜15%くらい来場者、聴講者が多いのではないか、との感触を得ました。とにかく盛況なPAGE2007でした。
その中で、小森も参加しているNGPパートナーによるJDFワークフロー体験ツアーが行なわれ、毎回多くの方々にご参加いただき、好評のうちに終了することができました。


JDFワークフローツアーで受注から発送までの業務効率の向上をご提案
=== NGPパートナーJDFワークフロー体験ツアー ===


会場:文化会館 ホールC(3階)
MIS/JDF Zone JDFステーションIII、コダック・リョービ・ホリゾンブース
回数:1日4回のツアー形式デモ


Floor3F.JPG
参加メンバー企業(あいうえお順、敬称等省略):
オリーブ
クレオジャパン・コダックポリクロームグラフィックス
コニカミノルタグラフィックイメージング
小森コーポレーション
トスバックシステムズ
ホリゾン
三菱製紙
リョービ
2395NGPBannerB.JPG2392NGPBannerA.JPG
「NGP印刷会社のJDFワークフロー体験ツアー」では、会場内のNGP参画メーカーのブースをJDFワークフロー導入済みの仮想印刷会社に見立て、いくつかのブースに実際にお客様をご案内し、実際の作業工程を工場の各部門担当者がご紹介、業態改善の実現をご提案する、というものです。機械による実演も交えながら、印刷受注から納品までの流れをご説明し、JDFワークフローの利便性を、工場見学をしているようなイメージで体感していただきました。


実演を行いましたNGPパートナー企業8社とその製品は以下です。


MISソフトメーカーからは、オリーブの「プリントサピエンス」とトスバックシステムズの「ひだりうちわ」。
プリプレスメーカーからは、コニカミノルタの「Neostream Pro」と「Pagemaster Pro 6500」、コダックの「Prinergy」、「InSite」、「Magnus 800」、「ThermalDirectプレート」と「Nexpress 2500」、三菱製紙の「FACILIS」。
印刷機メーカーからは、小森コーポレーションの「K-Station」と「LITHRONE S40」、リョービの「MIS接続ソフト」と「524GX」。
そしてポストプレスメーカーからは、ホリゾンの「i2iシステム」と「StitchLiner 5500」。


デモの詳細
2398StationIII.JPG
まずMIS/JDF Zone JDFステーションIIIにお集まりいただき、簡単な事前説明と参加メンバー企業の紹介をさせていただきました。それからコダックブースへと移動していただきました。
2355StartTour.JPG
コダックブースはリョービブースと隣接しておりまして、その接点部分にNGPパートナーのデモコーナーを設けていただきました。
こちらを仮想の「NGP印刷株式会社」と見立てて、分かりやすい芝居仕立てのデモを行なわせていただきました。


まず新人営業が「JDFモータース」からの特急仕事(カタログ、封筒、封入物のセット)を初受注したところから話が始まりました。受注内容を印刷会社の先輩に相談したところ、新人営業のプランでは納期もコストも合わないことが明確になりました。そこでJDFワークフローを使って、最適な作業手順を追求していくことになりました。
2357KRPresentation.JPG
カタログ印刷をオーダーしようとして、MIS(「ひだりうちわ」または「プリントサピエンス」)で工場の状況を確認してみると、山積み表の示すとおり、全版工場の最新鋭機LITHRONE S40は大口の仕事が入っており、現場にも再確認してみると、K-Stationの画面を示され、現状のままの16,000回転/時の最高速稼動でも、1週間先まで予定が詰まっていました。
LS40Video.JPGK-StationPPT.JPG
今回の仕事ではLITHRONE S40が使えないことが明確になり、他の手段をMISを使って検討することにしました。山積み表を見て余裕のありそうな印刷機を探してみると、第2工場の524GXが使えそうでした。封筒はPagemaster Pro、封入物はNexpressにすれば大丈夫!との判断が出ました。


新人営業が「なぜ印刷工場にいない工務担当者が、LITHRONE S40などの稼動状況を正確に把握できるのだろう?」と悩んでいたので、各機械から出されたデータがJDFに変換され、MISに送られ、そこで情報としてまとめられることを説明しました。遠隔監視とスケジューリングの機能です。


指示書を出してもらって工場に走ろうとする新人営業でしたが、「JDFワークフローで、既に作業指示は関係セクションに送られているよ。」との話を聞き、また一つ知識を得ましたが、次の展開であるDTP作業などの制作に関して焦りが出てきました。
2356KRBoothA.JPG
制作に関しては、「情報が共有できない」「進捗管理がうまくいかない」「セキュリティ管理に自信がない」という問題を現場が抱えることが多く、今回の仕事も納期が守れるか心配でした。Neostream Proは、JDFとMISの連携により、企画制作からプリプレス、印刷、発送といった印刷工程の面から、また受発注や顧客、経営情報などのビジネス管理の面から、これらの問題を解決できると説明しました。
これにより今回の仕事も管理され、納期通りに進むことが確認されました。


今度は完成データをもらって製版部門に走ろうとする新人営業でしたが、「データはJDFワークフローで、既にPrinergyに送られているよ。」との工務の話を聞き、製版担当に話を聞いてみることになりました。


Prinergyは、PDFなどのオープンスタンダードをベースにした、パワフルで色々な自動化機能を搭載した、End to end型PDFワークフローマネージメントソリューション。でも新人営業としては、オフセット印刷機とデジタル印刷機の併用である今回の仕事での入稿データについて、作業的に不安がありました。
実はPrinergyは印刷方式にとらわれずに、どちらにも出力が可能です。また、FACILISで作成された面付けテンプレートを、印刷方式に応じて切り替えるだけで、簡単にコントロールできます。顧客ニーズに応じて印刷方式を提案する必要がある「NGP印刷株式会社」にはぴったりのシステムだと、新人営業も納得しました。最近話題の「ワンストップサービス」展開の一つの形です。
2397KRBoothB.JPG
ここで新人営業が、時間が無いので校正を顧客に持って行くと言い出しました。

製版担当が、今回はオンライン校正システムのInSiteで校正の確認をしてもらっていることを説明している最中に、顧客からの承認がおりたことが分かりました。これはPrinergyの自動化機能の一つで、顧客の承認がおりたと同時にMagnus 800での刷版制作がスタートするようになっており、版が完成したことでそれが分かったのでした。
将来的には、FACILISの面付けデータから、断裁や折り、綴じといった後加工のためのプリセットデータも送ることができ、そちらの前準備時間も短縮できるでしょう。
Workflow.JPG
版が完成したので、第2工場の524GXの状況を確認してみることにしました。


新人営業は、工場側に印刷枚数や紙の種類などを説明しようとしましたが、工場側は既にJDFで必要な情報を受け取っていました。後は届いた刷版を機械に取り付け、印刷を行うだけです。
工場側では、印刷機に付属したプリセットシステムやMISに情報をフィードバックするシステムなどを細かく説明し、実際に印刷が始まると同時に、MISの稼動計がリアルタイムにその状況を表示したことを示しました。工務でもこの状況を見ており、これで印刷も予定通り進行し、この仕事は納期通りにおさまりそうでした。
高額な印刷機の場合は特に、工務でその稼動状況を細かく把握し、次の印刷スケジュールを正確に決めていくことは重要です。


最後の工程が後加工です。ホリゾンブースに移動していただきました。
2368Horizon.JPG
先ほどの印刷物は4ページ2丁に断裁され、StitchLinerへ積み込まれました。後はJDFで送られてきた作業情報を元にプリセットし、テスト製本で問題が無いことを確認したら、JDFでの指示の通りの中綴じ冊子を10,000冊作る、という作業だけです。
MISからの情報に対して、実際にどの機械を稼動させ、どれだけの冊子が制作されたかという結果をMISに返します。これでMIS上で全ての作業進捗を管理できます。


このような説明をしている間に、中綴じ製本はどんどんと完成し、新人営業は完成した封筒、カタログ、封入物をまとめて納入に走りました。
2372Finish.JPG
このように、JDFをベースとして、MISをキーにした稼動管理を中心に紹介をさせていただきました。各セクションに振り分けられたジョブの進行状況がMISから一覧でご確認できることがご理解いただけたことと思います。部分最適からスタートし、全体最適を目指して、第一歩を踏み出していただきたいと思います。


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