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富士精版印刷株式会社様 内覧会2


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セミナー会場においては、引き続き弊社営業技術部の平田より、工場でのLS-840P実演に先立ち、概要をご説明申し上げました。



LS-840P 技術説明「多色・両面印刷の差別化とは」


■ 枚葉印刷の市場動向
印刷産業の出荷額は、97年をピークにして緩やかに減少し、最近ではほぼ横ばい。また、GDPにおける印刷業の比率も減少傾向。そのような状況下、競争が激化しており、差別化が重要。
そのための産業全体の課題を4点ほど選び出し、KOMORIの具体的な取り組みを示させていただいた。


1. 多品種小ロット化の加速→自動化・省力化による準備時間の短縮
2、短納期→両面印刷機によるワンパス化
3.受注金額の下落→損紙削減・付加価値の高い印刷物へ転換
4.品質の要求レベルアップ→CTP化・カラーマネジメント・標準化


まず、多品種小ロット化に対しては、機械、ワークフローをトータルにみての自動化を進めること。短納期に対しては、両面印刷機を使ってワンパスで、スピーディーに行なうこと。そして、受注金額下落への対応としては、損紙を削減しムダを減らし、付加価値の高い印刷物による単価の向上を目指すこと。品質のレベルアップは、CTP化やカラーマネージメントを行なうことによって印刷の標準化を進めること。このような対応を行なうことにより、印刷業界での勝ち組となれると考えている。


印刷会社の申告所得上位800社のデータをとり、その上位企業が共通して重視している戦略としては、


1. スピード
2. 印刷品質
3. 効率化によるコストダウン
4. 商品開発(付加価値印刷)


が上げられる。市場動向を反映している内容で、各社共これらの課題に取り組んでいる。


■ LS-840P製品説明
8色機は10年前には国内には導入されていなかった。しかし、ここ5、6年で市場への導入が進み、最近は年に50台ほど納入され、菊全8色反転機が珍しくなくなった。
この機械の主仕様は、特別仕様や資材などの各種条件にもよるが、毎時15000回転で片面でも両面でも印刷が可能で、0.6mmの厚紙(パッケージ対応)にも対応が可能。
これまでの反転印刷機の常識は、生産性は高いが印刷品質に問題があった。薄紙は得意だったが、厚紙においては擦れの問題があり、仕事の切り替えについてもオペレーターの負荷が大きかった。
LS-40Pはこれらの課題をトータルに解決する、反転機の理想として開発されたものである。


・品質を片面機同等に近づける
・厚紙への適正を高める
・擦れキズが発生しにくい機構をもつ
・自動化により段取り時間を短くし、オペレーターへの負荷を減少する


これらの実現により、お客様に感動していただける製品となったと考えている。


製品としての重要なポイントは3本倍径渡し胴方式で、反転部のシリンダー3本すべてが倍径になっていること。紙搬送上曲率が緩やかで、機構的な剛性も高い。また、エア調整に神経質になることなく、擦れキズが発生しにくい機構である。
通常の印刷機のデリバリーは、最終印刷胴から最後の排紙部までチェーンで搬送するが、この機械ではデリバリー立ち上がり部をシリンダーで搬送し、最後のチェーン搬送部では、紙と同じスピードで回っているベルトにより紙尻をサポートするので、キズや擦れが出にくく、難しいエア調整をほとんど必要としない。後ほど実演の中で段取りを行いますので、実機にてご覧いただきたい。


■LS40P 優位性のまとめ
・反転印刷での優位点(調整を減らした部分)
搬送ベルトガイド
シリンダー排紙胴
倍胴吸着胴
完全自動反転切り替え


・片面印刷での優位点
特殊表面処理圧胴ジャケット
版見当リモコン天地±2mm、複数ユニット調整同調機能
エアガイド
リモコン紙ガイド
両面印刷用吸引車


尚、片面でも両面でも共通する部分が版交換と色あわせである。
版交換は完全自動のフルAPCで、8色を4分程度で交換できる。予め版をセットしておけば、版交換中にオペレータは別の作業ができ、負荷が軽減し作業効率が上がる。
見当・色合わせは、コモリハイパーシステム搭載により、仕事内容にもよるが、刷り出し30枚程度で完了し、損紙が減りムダがなくなる。


■ラインアップについて
KOMORIの両面印刷機には両面専用機と反転機がある。
・両面専用機の特長
2階建て両面専用機のLS-40SPは、薄紙の両面印刷に特化して、高収益、高稼働率を実現する印刷機。専用機のため、稼働率は反転機を上回る。機構上の特徴は、紙サイズが変わっても反転機のような切り替えが必要ないこと。また、刷版の焼き方も表面、裏面同じなので管理も楽で、印刷品質の表裏差もほとんど無く、薄紙のカラーに特化すれば非常に生産性が高い機械と言えまする。
・反転機の特長
LS-40Pは、ストレート機のLS-40をベースにつくられており、反転部とデリバリー部を変更している。反転機では、薄紙も厚紙もこなせるだけでなく、両面ワンパス印刷ができ、片面での多色印刷、例えば5色、6色、OPニスをかける印刷などもでき、幅広い仕事に対応できる。まさに戦略的機械という位置づけで捉えていただきたい。多色や厚紙など、仕事の幅が広がる機械である。


最後に、色々な原反を使っての反転や両面の印刷、広演色を含めた片面多色印刷など、各種のサンプルを紹介しました。サンプルは実演会場にも掲示することをお伝えし、ご清聴にお礼を申し上げて、セミナーを完了しました。

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