9月20日(水)午前の部:9時30分〜、午後の部:13時30分〜2回に渡り、弊社リスロンS26の5色機を御導入いただきました(株)阪急デザインシステムズ様の導入事例のご紹介をするべく、田良尾社長様他によるセミナー及び内覧会を行いました。
(今回の内覧会は、リスロンS26/S29の導入をご検討いただいており、高品位印刷にご興味をお持ちのお客様にお声をかけさせていただいたものです。約60名のお客様にご参加いただきました。)
セミナー(梅田 新阪急ホテル2階 月の間)
田良尾社長様によるセミナーの後で、改めてリスロンS26/S29の開発コンセプトや機能性について、弊社営業技術部の中村より技術説明を行いました。続きまして、(株)メディアテクノロジージャパンの綾田部長様により、高精細印刷のニーズに応えるためのFMスクリーニングへの取り組みとして、「FAIRDOTと印刷品質」と題して、FAIRDOT 2のご紹介をいただきました。
小森コーポレーション大阪支社 稲垣支社長による挨拶
リスロンS26/S29は、リスロン26/28の新しいSシリーズとして今年の3月に発表、5月には大阪のJP展でリスロンS26を初めて公開し、御好評をいただいた機械であります。今回は、その5色機LS-526を御導入いただきました阪急デザインシステムズ様にて、通常内覧会で行わない難しい印刷にトライするデモンストレーションをご覧いたただきます。内覧会のご案内は、このような難しい印刷物を行っていらっしゃる、またはご興味を持っていらっしゃるお客様に限定させていただいております。
今回の内覧会は、難しい印刷物を行っている企業様にご覧いただくために企画いたしました。また、世間が注目するなかで存在をしめした阪急グループの印刷部門で、卓越した企画力をもって業界をリードしていらっしゃる阪急デザインシステムズ田良尾社長様にこれよりご講演いただきます。
(株)阪急デザインシステムズプロフィール
阪急デザインシステムズ様は、ビジュアル企画デザイン部の充実と共に、5つ(以上)の撮影専用スタジオを抱え、社内ワークフローを確立し、ニーズを的確にとらえ、オンデマンド事業部も確立し、マルチな生産を行っていらっしゃいます。
(田良尾社長様への質問)
Q:導入された戦略を教えてください。
A:5色のリスロンS26の戦略としては、全体の生産物の70%が小ロットで1000枚〜1500枚程度です。当社のような業態がクライアントにとってはプラスになってくると思います。
LS-526に対する工場の満足度は100%で、小ロット対応能力が優れています。フルデジタルワークフローにて、生産体制を整えています。
Q:5色機がなぜか必要だったのでしょうか?
A:阪急グループである宝塚のポスターなど、クライアントの高い要求に対して、4色機では対応が難しかったのです。新しいリスロンS26の力を借りながら、仕事の幅を広げ内製力を高めました。流通は得意分野ですし、ニッチでの特化と得意分野で小ロット対応のクライアントを開発することが導入した理由です。また、内製化の成功により生産スピードの向上も果たしています。
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(株)阪急デザインシステムズ 田良尾社長様によるセミナー
まず、私の経歴についてお話いたします。昭和48年に卒業、阪急百貨店に総合職で入社し、宣伝部に配属され、その後ずっと宣伝販促の畑を歩んできました。
百貨店に就職しながら「モノ」を売ったことがなく、人に情報を与える仕事を4年前まで行ってまいりました。
販促宣伝部長の時代に、社長よりそろそろ20数年間企業のお金をつかってきたのだから、これからはお金を生む経験も積んでくれと、初めて人事異動となり、連結子会社にてM&A担当となり、リストラや子会社34社統合事業の整理売却を行いました。M&Aの担当と言えば聞こえは良いですが、実際子会社さんを前にリストラや整理を行うのは、実に辛い仕事でした。
毎日のように、業務後大体夜7時ごろから、子会社の役員と企業の方向性について話し合いましたが、打ち合わせに向かう道すがら、子会社の社員には冷ややかな目で見られたものでした。
宣伝販促の事業を行ってきましたので、自分が担当した収益は理解できますが、会社のバランスシートは、なかなか読めませんでした。しかし、経験を積むうちに漸く読めるようになりました。そのころから、何か違った形でこの経験と宣伝時代に育んだキャリアを活かせる事業を立ち上げられないか、と考えました。
百貨店からこのデザイン会社を表に出して、別事業体としてうまくいくのかのシミュレーションを行い、検討を始めました。デザイン会社を自立させるには、阪急東宝グループという大きなマーケットがあれば可能だと考えました。新会社立ち上げに際しては、できるだけ実現化したいと業界の方にさまざまにヒアリングしましたが、デザインクリエイティブの世界では、価格が見えませんでした。どこまでやればいくら売り上げが上がるのかがまったく見えない状況でした。そこでデザインだけではなく、その後の印刷事業まで事業拡大しないと収支が読めない、ということがわかったわけです。そこで印刷事業まで広げようと考えました。
そこで事業化の採算がとれるかを検討しました。初年度の平成15年度は売り上げ12億。3年前の7月立ち上げですから9ヶ月間の売り上げです。そして平成16年度は13億.5千万、平成17年度には15億を達成しようと計画しました。
百貨店に認められるために、非常に甘い事業計画であったと思いましたが、大博打を打ち、計画に乗っていただきました。(笑)
3年前の5月のGWに、大阪支社でSPICAの展示会があり、1号機はSPICAでスタートを決め、すぐ導入しました。CTPは大日本スクリーンさん製で1億9千万の借り入れを行い、このインテリアスタジオをつくりました。
そして平成17年度に売り上げ25億、営業利益が1億2千万、借り入れはゼロとなりました。やはり1年間のリストラ担当が、非常に勉強になりました。会社経営をシビアな目でみることができるようになったということです。自分で事業を立ち上げるなら、二度と不安的要素を従業員に与えたくない、従業員の幸せを与えるのが事業主の務めであると考えています。
弊社は、若くて元気な会社です。しかし阪急グループ以外は伸びていない。現状75対25で、阪急グループの仕事が圧倒的に多いのです。なぜかと申しますと、3年の間にマーケットが変わりました。内部比率が下がらないのが現状です。阪急百貨店が堺や三田に出店し、百貨店の子会社のスーパーマーケットが出店攻勢をかけています。次は、西宮北口、博多駅に子会社のスーパー、阪急オアシスなど、6月から60店舗の体制ができ、それにいかに対応していくかが課題です。また、10月に阪急ホールディングスができるため、またさらに大きなマーケットが期待できます。阪神グループでは印刷事業をおこなっていないため、いかにグループ外に仕事を出さずに、グループの中でお金をまわすかが大きな課題です。統合された後、我々としてどういう成果を出すのか、というのがポイントだと思います。阪神グループが一緒になることで大きな目標設定ができます。いかにして営業力とクリエイティブを発揮して、それを印刷事業にタッチするかが大事です。ビジネスチャンスは必ずあると思います。関西国際空港、龍谷大学、電通SP等、行政の仕事も多くなってまいりました。
いかに前段階で、動き、うまく印刷にバトンタッチし、ここでいかに利益をあげるかが大切です。
次の段階では、いかに3ヵ年の間に25億を3倍にしようかと思っています。数々の出展攻勢、電鉄茶屋町開発、ホールディングスなどの数字をまとめれば売り上げを上げることは可能だと考えます。ネットワークの拡大なしには、大きなマーケットのキャパは解決できません。弊社の企業体質を感じていただいて、是非、皆さんと手を結ばせていただき、3年後には75億の事業体に育てたいと考えています。
営業技術部 中村裕一
リスロンS26/S29技術説明
(株)メディアテクノロジージャパン 綾田部長様
"高精細線印刷への取り組み「FAIRDOTと印刷品質」"
昨今、高精細印刷のニーズが高まっています。
例えば、モニターで色域を確認し、RGBの色をそのまま再現したい。
CTPが普及し、標準化が容易になり、現物に近い質感や色を再現したい、など
高精細網点の進化により、品質向上が可能になっています。
さまざまなラインナップにより、使用目的に応じた網の選択と利用が可能です。
○印刷環境を変えずに印刷品質を向上させたい!
・ AM網 200〜230線
○ より写真調な仕上がり・再現性を重視したい!
・ 色の再現領域を広げたい・純色を強調したい!
・ FAIRDOT、RANDOT-X
○ 多色印刷の際に同角網を使用したくない!
・ FAIRDOT / RANDOT-X / AM高精細網 の混用
○ 商品データベースがあるので色再現は従来どおり行い、印刷物の品質を大きく向上させたい!
・ AM網 250 〜 370線
○インキ量の削減をしたい!
・ FAIRDOT, RANDOT-X , AM網200線以上
・ 175Lと比較して、FAIRDOT 400:18〜23%減
高精細印刷の取り組み事例としては、
○極小点の印刷対応
・版上再現でCTPは事実上必須
・印刷機のコンディションを保つ(メンテナンス)
○印刷の標準化/カラーマネージメントの取り組みは重要
・ドットゲインの確定
高細線ではドットゲインの変動が通常網より大きい
・印刷機上でのインキ増減による調整は難しい
○印刷営業の教育/技術部門との連携
(株)阪急デザインシステムズ様において、実際にFAIRDOT 2を御導入いただいた取り組みを、工場にて是非ご覧いただきたいと思います。