March 18-19, 2010

2010年3月18日(木)~19日(金)の2日間、弊社つくばプラント内の小森グラフィックテクノロジーセンター(以下、KGC)において、『菊全判ハイブリッドUVシステム内覧会』を開催いたしました。今回の内覧会では、昨年のJGAS2009で発表いたしました新技術による乾燥システム「ハイブリッドUVシステム」を「菊全判4色オフセット枚葉印刷機 リスロンS40(LS-440)」に搭載し、商業印刷における速乾性とパウダーレスによる印刷効果をご覧いただきました。同機に搭載したオゾンレスランプは1灯(160W)です。

2010年3月18日(木)~19日(金)の2日間、弊社つくばプラント内の小森グラフィックテクノロジーセンター(以下、KGC)において、『菊全判ハイブリッドUVシステム内覧会』を開催いたしました。今回の内覧会では、昨年のJGAS2009で発表いたしました新技術による乾燥システム「ハイブリッドUVシステム」を「菊全判4色オフセット枚葉印刷機 リスロンS40(LS-440)」に搭載し、商業印刷における速乾性とパウダーレスによる印刷効果をご覧いただきました。同機に搭載したオゾンレスランプは1灯(160W)です。

会期の18日・19日ともにまずまずの天候に恵まれ、2日間で約200名と多数のお客様にご参加いただき、大盛況の内覧会となりました。
下記のプログラムにより内覧会を行いました。
<午前の部/午後の部-Aグループ>
①技術説明(カンファレンスルーム2)
②実演見学会(プリンティングカレッジ)
③KGC館内見学
<午後の部-Bグループ>
①実演見学会(プリンティングカレッジ)
②技術説明(カンファレンスルーム2)
③KGC館内見学
内覧会の司会進行役は、弊社営業課長の西岡と細野が各回交代でつとめました。

最初に、午前の部、午後の部-Aグループは弊社国内営業本部長の小森より、午後の部-Bグループは副本部長の猪股より開会の挨拶をさせていただきました。
つくばプラント第三期拡張工事完成により、昨年9月に従来からの中型枚葉機にオフセット輪転機等の生産機能が統合され、新生つくばプラントとして800人体制で10月1日より稼働開始したこと、同プラント内に弊社社長の小森の長年の夢であった印刷と印刷機械技術の構築と技能研修に係わるKGCが10月10日に開設されたことについてご説明いたしました。
また、昨年のJGAS2009で「ハイブリッドUVシステム」を発表後に、同システム搭載機をご導入いただいた2社(東京1社、大阪1社)のご評価についてもお話しさせていただきました。

続いて、「ハイブリッドUVの稼働状況と採算性」をテーマにハイブリッドUVシステムに関する製品・技術説明が、弊社営業技術部の津島により行われました。紫外線硬化方式の原理、ハイブリッドUVシステムのメカニズム・特徴・環境面、油性印刷との採算性比較、ハイブリッド UV機ラインナップ等について、映像を使って詳しくご説明いたしました。

説明の中では、実際に同システムを搭載した枚葉オフセット印刷機をご導入いただいた2社のインタビュー映像も上映いたしました。1社目は、2009年10月にリスロンS32(LS-432) をご導入いただいた株式会社アトミ様(東京・小平市)、2社目は、2009年10月にリスロンS29P(LS-829P)をご導入いただいた株式会社研文社様(大阪市北区)をご紹介いたしました。インタビューでは各社の導入に至った経緯および導入後のご評価や課題等についてお話しいただきました。実際にご導入されたお客様のお話しということもあり、ご来場いただいた皆様が大変熱心に聞き入っておられました。
,br />説明の最後に「ハイブリッドUVシステムは、ランプメーカー、インキメーカーのご協力により開発されました。今後もこのような新しい技術をKGCが核となって、各メーカーとの協力体制のもと開発を進めて参りたいと思っております。」と述べました。
続いて、インキメーカーを代表して、東洋インキ製造株式会社様が「省エネルギーUV INKの現状と今後」をテーマに、18日はAI事業部販売部の茂木伸之様、19日は印刷・情報事業本部RC事業部の田中治夫様よりご説明いただきました。ハイブリッドUV対応インキの開発状況と今後の展開を主として、市場環境・社会環境、UV INK数量の推移と予測、UV化に伴う主な課題、各照射装置による発光スペクトルの違いと特徴、省エネルギーUV INKの製品ラインナップ、今後の課題等について、映像を交えながらわかりやすくご説明いただきました。

約10分の休憩を挟んだ後、プリンティングカレッジでの実演ならびに印刷サンプル紹介に移りました。進行役はKGCの中島、技術的な説明はKGC副センター長の神、デモの実況中継は営業技術部課長の中村がつとめました。印刷機のオペレーションは、KGCプリンティングカレッジ講師の柴田、白石、鈴木の3名が各回交代で担当いたしました。

実演では、「商業印刷における速乾パウダーレス印刷の実現」をメインテーマに次の5つのポイントによる効果をご覧いただきました。
①きれいな印刷の仕上り(品質)
②短納期対応
③厚紙・特殊原反印刷を可能にする仕事の幅の広がり
④パウダーレスによるオペレーターの負荷軽減
⑤作業効率改善による生産性の向上
実演では2回のJOBを行いました。各JOBのOKシートが刷り上った段階でお客様に印刷サンプルをお配りし、実際にお手にとっていただきインキの乾燥度合いや印刷品質をご確認いただきました。
JOB2では、油性印刷とハイブリッドUV印刷との品質の比較、また見当合わせする前の刷り出し30枚目とKGC内のDoNetセンターのインクジェットで出力したプルーフとのカラーマッチングも行いました。
【実演の内容】
■JOB1【4色】
①用紙:ヴァンヌーボー
②見当・色合わせした状態からスタート
③OKシート200枚
↓↓↓版換え無し
④JOB1をドン天
⑤表裏見当確認
⑥OKシート200枚
<印刷イメージ>

< br /> ■JOB2 【4色】
①用紙:OKトップコート
②切り替え
1)リムービング、2)版交換、3)ブランケット自動洗浄、4)プレインキング、 5)色合わせ(事前印刷した油性印刷サンプルと合わせる)
③OKシート200枚
<印刷イメージ>

JOB2を行っている間に、会場に展示した印刷サンプルを使い、油性印刷、従来のUV印刷、ハイブリッド印刷の品質について比較説明いたしました。

実演後は、お客様に実機や展示印刷サンプルをご見学いただきました。

KGC館内見学に入る前に、午前の部、午後の部-AグループはKGCセンター長の杉山、午後の部-BグループはKGC R&D課長の印出より、ハイブリッドUVシステムの開発に至った経緯および成果、そしてKGCの4つの機能と役割についてお話しさせていただきました。

<KGCの4つの機能>
1.お客様による小森システムの品質評価とお客様への販売デモンストレーション
[デモンストレーションセンター]
2.お客様への印刷技術の教育(ハード・ソフト)
[プリンティングカレッジ&DoNet]
3.全世界のサービスならびに生産技術者のトレーニング
[テクニカルトレーニングセンター]
4.印刷技術の基礎研究(産学ならびに印刷資材/周辺機器メーカーとの協同を含む)
[印刷R&Dセンター]
続いて、KGC館内の見学に入りました。午前の部、午後の部-AグループはKGC専任部長の林、午後の部-Bグループは印出のガイドにより館内をご案内いたしました。

Technical Training Center

Demonstration Center

Printing R&D Center

Electrical Training Room
DoNet Areaでは、KGCプリンティングカレッジ課長の波多野より全般的な機能・役割・位置づけについてご紹介させていただきました。また、実演のJOB2で行ったプルーフとカラーマッチングに関し、KGC CMSのコンセプトを映像や印刷サンプルを使ってご説明いたしました。

DoNet Area
最後に、弊社つくばプラント副プラント長の斎藤により、ご参加へのお礼と閉会のご挨拶にて内覧会は無事に終了いたしました。

ご参加いただきました皆様には、実際にハイブリッドUVシステムを搭載したリスロンS40の実演をご覧いただいたことにより、その特色や優れた性能などをご理解、ご実感いただける良い機会になったかと存じます。今回の内覧会が少しでも皆様の次期設備計画のご参考になればと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。