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㈱誠晃印刷様 LS-526ハイブリッドUVシステム内覧会

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2010年9月3日(金)に㈱誠晃印刷様(本社:東京都新宿区東五軒町5-6)において、ハイブリッドUV(H-UV)システムを搭載したKOMORIリスロンS26(菊半裁5色オフセット枚葉印刷機 LS-526)の内覧会が開催されました。
*今回の内覧会はH-UVシステムにご興味・ご検討いただいているお客様を対象にご案内させていただきました。

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㈱誠晃印刷様は、1974年(昭和49年)に創業。「誠の精神」を経営理念に都心で、企画・デザイン、プリプレスから印刷・加工、製本まで一貫した生産体制の総合印刷会社として創意工夫に満ちた独自の事業を展開されています。

内覧会は午前の部と午後の部の2回に分けて行いました。30度を超える猛暑の中、都内や近隣県をはじめ遠方は香川県より総勢78名のお客様にご参加いただき、盛況の会となりました。

お客様には、第2ビル1階のプレゼン会場にお集まりいただき、内覧会開始となりました。

司会進行役は、弊社販売推進部部長の吉川がつとめました。

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最初に弊社国内営業本部長の小森より、開会のご挨拶をさせていただきました。
『㈱誠晃印刷様は、本年5月にH-UVシステム搭載機としては世界初となる、菊半裁5色オフセット枚葉印刷機をご導入されました。ご導入後、約4ヶ月ではございますが、高いご評価として6つのメリットをご紹介いたします。1つ目は「きれいな印刷の仕上り」、2つ目は「短納期対応」、3つ目は「厚紙・特殊原反印刷を可能にする仕事の幅の広がり」、4つ目は「パウダーレスによるオペレーターの負荷軽減」、5つ目は「作業効率改善による生産性の向上」、そして6つ目として「ドライダウンが無い」を挙げていらっしゃいます。現在、同システム搭載機は、国内において40台近くのご発注をいただいております。本日は、「商業印刷における速乾パウダーレス印刷の実現」をテーマに皆様にご披露して参りたいと存じます。』

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続いて、㈱誠晃印刷 会長 島田和夫様より、会社概要をはじめ、このたびH-UVシステムを搭載したリスロンS26をご導入されるに至った経緯および導入効果、今後の課題等についてご講演いただきました。

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『当社は現在の地に拠点を構えて約26年、その前は約10年、江戸川橋に拠点を置いていました。マーケティング、クリエイティブ、そして印刷から納品まで、トータルな対応を行うことで、様々なビジネスプランにあった印刷製品をお客様ご提供させていただいております。昨今の厳しい環境下において、仕事の幅を広げるために当初は通常のUV印刷機を検討しておりました。しかし、この都心ではスペース・臭気・工場環境等いろいろな課題があり、なかなか導入に踏み切れなかったところ、約1年強前に小森の営業さんよりH-UV機の提案をされました。その時は半信半疑で、“機械単体の性能だけでなく、インキと機械が合致しなければ本当の成果は得られません。”と小森さんに申し上げました。そして、ある程度の目途が見えてきた段階で、KOMORIつくばプラントで立会いテストを行いました。その時点では正直申し上げて納得できる印刷品質レベルではありませんでした。しかし、テストを重ねていくうちにインキの品質が日進月歩で改良されてきましたので導入に至りました。こちらに昨日刷った印刷サンプル冊子がございますが、その中にはH-UVインキと通常の油性インキの品質が比較できるアートコート紙のサンプルがございます。両者を比較した場合、H-UV印刷での仕上がりの方が良いのではないかと思います。当社では、カタログ関係の仕事を多く手掛けているので、一番重要視したのは上質紙や特殊紙です。従来、通常の油性印刷でマット系用紙を印刷した場合は、片面を印刷した後、中一日置いてもう片面を印刷し、更に一日置いて後加工を行っておりましたが、キズや汚れが発生しておりました。H-UV印刷の場合は、何分間という時間の中で両面を印刷することが可能で、印刷後に後加工を行っても殆ど問題なく、極端に短い時間で仕上がります。お客様からは高い評価をいただいており、いままでと違った仕事の展開が可能になってきております。営業もその辺をもう一段盛り上げていくように頑張っております。機長も完全に自分のものにはしておりませんが、先頭を切って機械に取り組んでおります。当社は創業時から小ロット向けの設備で展開しており、オペレーターはパウダーによる様々なトラブルに悩まされておりましたが、H-UV機ではそういったトラブルが全て解消されました。一番の課題は、インキをはじめとした材料がまだまだ割高であることです。実際に当社においても価格面では苦労しております。しかし、今後はインキ等のメーカーさんとの協力で道は拓けてくると思います。当社では、現在9台の印刷機を設備しております。UV関係についてはまだまだよちよち歩きなので大先輩方にご教授いただきたいと思っております。本日は実演もございますので、じっくりご覧いただき、検討いただければと思います。』
島田会長よりお話いただきました会社概要、事業内容および設備概要につきましては、㈱誠晃印刷様の下記ホームページよりご覧いただけます。
http://www.seiko-printing.com/

島田会長にご講演いただいた後、弊社営業技術部課長の中村より「H-UVの稼働状況と採算性」をテーマに、H-UVシステムに関する製品・技術説明を行いました。紫外線硬化方式の原理、H-UVシステムのメカニズム・特徴・環境面、油性印刷との採算性比較、H-UV機ラインナップ等について、映像を交えて詳しくご説明いたしました。

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説明の中では、既に同システムを搭載した枚葉オフセット印刷機をご導入いただいている2社(㈱アトミ様、㈱研文社様)のインタビュー映像も上映いたしました。実際に導入されたお客様の率直なご意見・ご評価ということもあり、ご参加いただいたお客様が大変熱心にご覧になっていました。

説明の最後に、『“H-UVシステム”の技術は、印刷機メーカーだけでなく、ランプメーカー、インキメーカーとのコラボレーションよる開発です。これまでは、各メーカーがそれぞれの視点により単独で開発を進めていましたが、今後は、昨年10月に弊社つくばプラント内に開設した印刷教育および印刷技術の基礎研究機関である小森グラフィックテクノロジーセンター(KGC)が核となり、各メーカーとの協力体制によりさまざまな課題を迅速に解決し、最終的にはお客様の利益に繋がるよう努めてまいります。』と述べました。

続いて、インキメーカーを代表して、DICグラフィックス㈱ インキ機材事業部 販売推進部長 金子雅道様より「H-UV対応インキの開発状況と今後の展開」をテーマに、UVインキの乾燥メカニズムや長所・短所(対油性インキ)をはじめ、省電力システムの種類と対応インキ、UVランプの種類と発光波長、省電力UVインキの設計コンセプトおよび硬化性と印刷速度、環境面、KOMORI H-UVインキ用インキのラインナップ、今後の課題等について、映像を使いながらご説明いただきました。

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その後、会場を本社工場へ移動し、実機実演に入りました。

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技術説明および進行役は、弊社営業課長の北林がつとめました。実機を使い、H-UVシステムのメカニズム等について簡単な技術説明を行った後、実演内容についてご説明させていただきました。

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実演では、内覧会の前日に㈱誠晃印刷様において3種類の用紙(紙厚0.13mmのコート紙/紙厚0.08mmのコート紙/紙厚0.1mmのヴァンヌーボ)を使用し、H-UV印刷と油性印刷~製本まで行っていただいた「印刷サンプル集」の中の絵柄2種・用紙2種を使っての印刷を行いました。こちらのサンプル集とユポ紙によるH-UV印刷サンプル4種(A4仕上げ)をお客様に配布いたしました。

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機械のオペレーションは㈱誠晃印刷 製造部 印刷課 課長 小澤照治様にご担当いただきました。

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実演では、2つのJOBを行いました。JOB1では80Wのオゾンレスランプを1灯、JOB2では120Wを1灯使用しました。両ジョブともに、本刷りでは12,000sphの速度で印刷いたしました。

JOB1では、ヴァンヌーボを使用した4色両面印刷で、ドン天による速乾性をご覧いただきました。事前に見当・色合わせを行った状態で片面印刷後、フィーダー部の用紙積み替え作業を行い、上がり面印刷に移りました。試刷り30枚目で表裏の確認後、本刷りを行いました。

JOB2では、絵柄を変えコート紙を使用し、5色片面印刷を行いました。H-UV印刷がどれだけ従来の油性印刷の光沢感・色味に近づくことができるのかについてご覧いただきました。KHS-AI(コモリハイパーシステムAI)を使った試刷り30枚目で見当と色の確認・調整後、本刷りを行いました。

各JOBの本刷り200枚が刷り上った段階で、参加いただいたお客様に印刷サンプルを配布し、実際にインキの乾燥度合い、温度、臭い、印刷品質をご確認いただきました。

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<実演の流れ>
◆ JOB1【4色】
① 用紙:ヴァンヌーボ(紙厚0.1mm)
② 見当・色合わせした状態から片面印刷
③ OKシート200枚
↓↓↓版換え無し
④ JOB1をドン天印刷
⑤ 表裏見当確認

<印刷イメージ>
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◆ JOB切り替え作業(4色⇒5色)
・ リムービング
・ ブランケット自動洗浄
・ Full APCによる版交換
・ プレインキング
・ 試刷り
・ 見当・色合わせ
※フィーダーではコート紙へ積み替え
◆ JOB2【5色】
① 用紙:コート紙(紙厚0.13mm)
② OKシート200枚

<印刷イメージ>
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JOB1での紙の積み替え作業、JOB2への切り替え作業を行っている間に、㈱誠晃印刷様の各関連部署のお三方それぞれに、弊社北林よりいくつか質問させていただき、率直なご意見・ご感想をいただきました。

最初に工務課 課長 鈴木則雄様よりお話いただきました。
Q: H-UV機を導入するに至った経緯および導入後のご評価についてお聞かせ下さい。
A: 昨年12月に当方の会長よりパウダーレスの機械があるということで話しがあり、“パウダーレスの機械とはどのような機械か?”ということで興味を持ちました。“速乾なのでコスレや裏付きが無い”、“パウダーレスなので粉落ちが無い”といった無い無い尽くしなので、素晴らしい機械ではないかということから導入の検討が始まり、年明けの1月末にKOMORIつくばプラントで技術的な面のテストを行いました。その時は、UVインキのマッチングがいまいちで、当社の製品レベルには至らなかったのですが、その後引き続き何度かテストを行った結果、これなら行けるだろうというレベルに到達したので本年5月に導入することになりました。インキについては油性と殆ど遜色のないレベルに来ているので、今後は当社としても1つの戦略機としてどんどん売り出したいと思っています。

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続いて、営業部 営業1課 課長 島田徳英様よりお話を頂戴しました。
Q: 営業部の立場から、H-UV機を導入されたご評価をはじめ、感じることやこの機械に期待することについてお話し願います。
A: “裏付きや粉落ちが無い”という点については、今までも完璧な製品に仕上げてお客様にご提供していたので、正直なところ、セールストークとしてはアピールしづらい部分です。ただ、品質の高い印刷物の立会いをした際、以前は印刷直後にお客様のOKを貰っていても、時間が経つとドライダウンしてしまうことにより、持参時にNGが出ることがありましたが、H-UV機では時間の経過による色の変化が無く、刷り上った時点の印刷品質でお客様にOKを貰えるので、営業的にはプラスになっていると感じでいます。しかし、従来の油性に比べてインキをはじめとするランニングコストが高いため、売値に反映せざるを得ないのが現状です。メーカーさんによると、“この機械が普及していくことでそういったコストは下げられるでしょう”という見解なので期待しております。一方では、機械が普及したと同時に印刷物の売値まで下がると、自分で自分の首を絞める事になってしまうので、印刷物の売値をキープしつつコスト削減が図れ、お客様に良い印刷物をご提供できる形になればメリットが出せると思います。

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次いで、実演のオペレーションをご担当いただいた、製造部 印刷課 課長 小澤照治様よりお話いただきました。
Q1: 今回の導入にあたり、小澤課長には導入前よりいろいろなプロジェクトにご参加いただき、導入後も機械の立ち上げから、現在までH-UV機をお使いいただいております。H-UV機を導入する前は、ずっと油性印刷機をお使いいただいておりました。そこで、従来の油性印刷機とH-UV機を比較して、不安だった点や現状について率直なご意見をお聞かせ下さい。
A1: 従来の油性印刷機では粉残り、粉のボタ落ち、裏付き等のトラブルがありましたが、H-UV機ではそういったトラブルが解消されました。

Q2: パウダーを使う従来の油性印刷機とパウダーレスのH-UV印刷機を比較した率直なご感想をお聞かせ下さい。
A2: コスレ等の心配もなく、大変満足しています。以前は油性の5色機を使っていたのですが、コスレや裏付きといったいろいろな問題を経験してきました。H-UV機になってからはそういった問題から開放され、印刷の仕上りも良いと思います。

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実演の最後の締めくくりとして、経営者の立場からH-UV機をご導入いただいてのご感想・ご評価や期待度について、代表取締役 島田和幸様よりお話いただきました。
『当社においても、パウダーやコスレといったトラブルで悩んでおりました。通常のUV機も検討したことがございましたが、会社の立地が都心ということで、臭気をはじめダクトやスペースの問題がネックとなり、なかなか導入するに至りませんでした。今回導入いたしましたH-UV機は、ご覧いただいてお分かりのようにダクトがございませんし、臭気に関しても、一般のUVと比較すると圧倒的に少ないです。そういう意味では、都心型の工場に導入することが可能になったと言えると思います。また、先ほど説明があったように、従来のUV機と比べてランプの数も少なくてすむのでコンパクト、且つ周辺機器も少なくてすむので、そういう意味では安価であり、印刷会社にとっては魅力だと思います。印刷の品質面は、実演でご覧いただいた通りですが、皆様の一番気になるところはインキの価格ではないかと思います。こちらは高いので、しっかり計算をされた上で導入されることが必要ではないかと思います。印刷業界では、お客様より逆指値注文を受注する会社が多く利益が出せない場合も考えられますので、営業力のない会社様では厳しい状況も考えられます。そうは申しましても、メリットの大きい機械だと思いますので参考にしていただければと思います。』

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実演終了後は、お客様に実機および展示印刷サンプルをじっくりご見学いただき、内覧会は無事終了いたしました。

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最後に、、弊社国内営業副本部長の猪股よりお礼と閉会のご挨拶をさせていただき、内覧会が無事終了いたしました。

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このたびの内覧会開催に当たりましては、㈱誠印刷晃様には、深いご理解とご協力を賜りまして、心より感謝申し上げます。

ご来場いただきました皆様には、実際にハイブリッドUVシステムを搭載した弊社リスロンS26 をご覧いただいたことにより、その優れた性能・効果についてご理解・ご実感いただけたことと存じます。今回の内覧会が、少しでも皆様の時期設備計画のご参考になれば幸いです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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October 28, 2010 10:07 PMに投稿されたエントリーのページです。

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