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富士精版印刷㈱様 H-UV(ハイブリッドUVシステム)内覧会

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2011年5月27日(金)13時30分より、富士精版印刷㈱様の本社工場(大阪府大阪市淀川区西宮原2丁目4番33号)において、H-UV内覧会が開催されました。内覧会では、本年4月末にご導入いただいたH-UV搭載のリスロンS26(菊半裁5色オフセット枚葉印刷機 LS-526)による実演をご覧いただきました。
*今回の内覧会はH-UVにご興味・ご検討いただいている近畿エリアのお客様を対象にご案内させていただきました。

富士精版印刷㈱様は、1950年(昭和25年)に創業。創業以来、「商いは高利をとらず 正直によき品を売れ 末は繁盛」を経営理念に、企画・制作・撮影・製版・印刷・加工・物流まで一貫した機能を持つ総合印刷会社として、その定評のある高い技術と独自の切り口で事業を展開されています。

内覧会当日は朝から小雨がパラツキあいにくの天気でしたが、大阪府をはじめ近隣府県より総勢40名のお客様にご参加いただき、内容の濃い充実した内覧会となりました。

お客様には、1階正面玄関にて受付を済ませていただいた後、2階のセミナー会場にお集まりいただき、内覧会開始となりました。

司会進行役は、弊社大阪営業部長の湯川がつとめました。

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最初に弊社国内営業本部長の小森より開会のご挨拶をさせていただきました。
挨拶の冒頭に、東日本大震災へのお見舞いならびに弊社の「災害対策本部」の復旧活動についてご報告させていただきました。
『富士精版印刷㈱様は、本年4月末にH-UVを搭載した菊半裁5色機をご導入され、5月16日より本稼動を開始されました。本稼動に入ってわずか2週間足らずという短い期間ながら、大変高いご評価をいただいております。ここで油性印刷と比較してのH-UV印刷のメリットを5つご紹介させていただきます。1つ目は「きれいな印刷の仕上り」、2つ目は「短納期対応」、3つ目は「パウダーレスによるオペレーターの負荷軽減」、4つ目は「特殊原反を可能にする仕事の幅の広がり」、そして5つ目として「ドライダウンがない」が挙げられます。本日は、「商業印刷における速乾パウダーレス印刷の実現」をテーマに皆様にご披露して参りたいと存じます。おかげさまで、現在H-UV機は国内において80台近い販売実績となっております。そのうちの55台が既に稼動しております。この55台中、5社様に2台、1社様に3台のH-UV機をお使いいただいております。本日は短い時間ではございますが、小森コーポレーションの価値をじっくりとご覧いただければと存じます。』

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続いて、富士精版印刷㈱ 代表取締役社長 吉賀文雄様より、会社概要をはじめ、このたびH-UVを搭載したリスロンS26を導入されるに至った経緯やご評価などについてお話いただきました。
『私どもにとりまして、UV印刷は初めての領域となります。H-UV機は稼動してまだ2週間ほどしか経っておりませんので、本日の内覧会が皆様にとって十分参考になるか疑問ですが、じっくり見学していただけましたら幸いです。 このたびH-UV機を導入するに至った理由につきまして簡単ではございますが、お話させていただきたいと存じます。まず、従来の油性印刷とは違い、速乾性に優れているということが重要なポイントです。これは製造現場や生産管理部門においていろいろなメリットが生まれ、インキ代が高いというマイナス点を十分にカバーしてくれると考えております。また、従来のUV印刷と比較しますと、H-UV印刷では高感度インキを使用しているため、ランプの本数が少なくてすみます。そして機械の乾燥部分がコンパクトで省エネルギーになっています。さらにオゾンレスランプを使用しているので、オゾンが発生せず、発熱も少なく、排気ダクトが不要です。また、今回導入したH-UV機には最新鋭統合制御システム「KHS-AI(コモリハイパーシステム)」を搭載しているので、損紙の削減と、十分なカラーマネジメントができると考えております。営業的には、非常に乾きにくい特殊な紙に対しても速乾印刷が可能なので、仕事の幅が広がると思っております。また、オフセットオンデマンドという考えで、小ロット印刷に活用できればと考えております。』

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<生産拠点および設備>
本社工場(枚葉印刷工場)と兵庫県丹波市の市島工場(輪転印刷工場)の2拠点
■ 本社工場は菊全判8色両面兼用機、菊全判5色機、菊全判4色機、菊半裁判5色機の計4台を保有。
■ 市島工場はA全判横型両面4/4色刷オフセット輪転機を3台保有。

<営業拠点>
大阪、神戸、東京の3拠点
富士精版印刷㈱様の会社概要、事業内容等の詳細につきましては、下記ホームページアドレスよりご覧いただけます。
http://www.fujiseihan.co.jp/

吉賀社長様にお話いただいた後、弊社営業技術部の平田よりH-UVに関する製品・技術説明を行いました。紫外線硬化方式の原理、H-UVのメカニズム、油性印刷/従来のUV印刷/H-UV印刷の3つの乾燥方式による利欠点や環境面の比較、油性印刷とH-UVとの採算性の比較、H-UV機のラインナップ等について映像を交えながらご説明し、最後にリスロンS26による実演の流れやポイントについてお話しました。

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説明の中では、2010年5月にH-UV搭載のリスロンS26(LS-426)をご導入いただいた富士凸版印刷㈱様(愛知県名古屋市)のインタビュー映像も上映いたしました。インタビューでは、導入に至った経緯および導入後の稼動状況やご評価についておこたえいただきました。実際に導入されたお客様の率直なご意見・ご評価ということもあり、ご参加いただいた皆様が大変興味深く熱心にご覧になっていらっしゃいました。

続いて、インキメーカーを代表して、東洋インキ㈱様のRC事業統括部 RCインキ販売部 田中治夫様より、「高感度UV Systemの現状と今後」をテーマにUV INK出荷数量推移と予測、高感度UV Systemの導入状況と予測/現状と今後、社会市場環境、ワークフローの変革、各照射装置による発光スペクトルの比較、油性/UV/高感度UVの簡易比較、高感度UVインキのカラーラインナップ等について映像を使いながらわかりやすくご説明いただきました。

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約10分間の休憩を挟んで1階の工場に移動いただき、H-UVを搭載したリスロンS26(LS-526)による実演に入りました。

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実演のナレーションは、弊社大阪営業の臼井がつとめました。最初に実機を使って、H-UVの特徴やメカニズム、使用する高感度インキについて簡単な技術説明を行った後、実演に入りました。

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機械のオペレーションは、富士精版印刷㈱ 本社工場 枚葉印刷課 課長 山本広志様にご担当いただきました。

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<実演の流れ>
実演では2つのJOBを行いました。使用したオゾンレスランプは1灯(120W/cm)です。

JOB1では美術系のパンフレットをイメージした絵柄でヴァンヌーボを使用し、事前に見当・色合わせをした状態から表面4色印刷の試刷りを行い、見当確認後、本刷りで300枚印刷しました。その後版交換なしで、即4色ドン天(裏面印刷)し、試刷りで表裏見当確認後、本刷りで300枚印刷しました。

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続いてJOB切り替え(リムービング⇒ブランケット自動洗浄⇒Full APC版交換⇒プレインキング⇒用紙交換)を行い、5胴目にOPニスを入れ、JOB2に移りました。

JOB2では、ファッション系の左右同じ絵柄を使用し、厚紙(0.28mm)で印刷しました。4色印刷した後、5胴目で絵柄半分にOPニスを引き、もう半分はニスなしで印刷しました。試刷り・見当/色調調整後、本刷りで200枚印刷しました。

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各JOBの本刷り完了後に、印刷サンプルをご参加いただいた皆様に配布し、速乾性・印刷品質・臭い等についてご確認いただきました。また、JOB2の印刷サンプルでは、ニスの有り無しの比較をご覧いただきました。

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JOB1からJOB2への切り替え作業を行っている間に、富士精版印刷㈱様の本社工場を実際に管理しておられますお二方それぞれに、弊社の臼井よりいくつか質問させていただき、率直なご意見・ご感想をいただきました。
最初に製造本部 本社工場 次長 奥村里広様よりお話いただきました。

Q1: H-UV機を導入されてまだ半月ですが、率直なご感想をお聞かせ下さい。
A1: 油性印刷だけの経験だった私たちにとって、UV印刷は乾いて出てくるのが当たり前という印象は持っていましたが、実際、自然な状態で当たり前に乾いて出てくることを経験し、凄いことであると実感しています。

Q2: H-UV機が導入されると決まったとき、現場ではどのような反応がありましたか?
A2: 導入が決定した段階では、頭の中は疑問符で一杯でした。特に、私どもが以前から導入している「常温ワンウェイシステム」とマッチングできるかが一番の課題でした。それからは、頭の中で負の連鎖が止まりませんでした。しかし、実際にH-UV機が導入され、稼動に入り、日々の印刷作業/調整を行っていく中で、4日目には“これはいいぞ!”と思える印刷品質レベルとなり、機械の性能は確かなものだと実感しております。

Q3: オペレーター様や後工程の現場の皆様からのご感想をお聞かせ下さい。
A3: オペレーターを私も経験しておりましたが、体力的というよりは精神的な疲労が8割だと思っております。特に刷本を眺めている目の疲れはというのは、オペレーターにとってかなりのストレスになっています。H-UV機はブロッキングをはじめパウダー量やドライダウンを気にする必要がなく、パウダーレスなので印刷物の裏面の胴残りもありません。そういった面で従来オペレーターが抱えていた精神的な疲労がかなり軽減できたことや、機械操作も簡単であるということで大変喜んでいます、この機械は環境に優しいだけではなく、オペレーターにも優しい機械であると確信しております。

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続いて、生産本部 生産部 次長 愛甲一秀様よりお話を頂戴しました。

Q: 生産部の立場から工程関連についてのご感想はいかがでしょうか?
A: H-UV機の最大のメリットは速乾性であり、作業時間の短縮は、時間を利益にできるということです。工務担当の立場から、その有効時間で効率的な工程を組むことを念頭に置きながら、日々工程管理の業務に携わっております。

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実演終了後は、ご参加いただいた皆様に実機をご見学いただきました。

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その後、2階のサンプルコーナーに移動いただき、H-UV印刷によるさまざまな原反や仕様によるサンプルをご覧いただきました。

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最後に大阪支社長の曽我部より、お礼と閉会挨拶をさせていただき、内覧会が無事終了いたしました。

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このたびの内覧会開催に当たりましては、富士精版印刷㈱様には、深いご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございました。

ご来場いただきました皆様には、実際にH-UVを搭載したリスロンS26をご覧いただいたことにより、その特徴や性能・効果についてご理解・ご実感いただけたことと存じます。今回の内覧会が少しでも皆様の次期計画のご参考になればと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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June 26, 2011 9:52 PMに投稿されたエントリーのページです。

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