2009年5月22日(金)及び6月12日、㈱セントラルプロフィックス様(本社:東京都中央区湊3丁目1番13号)のKOMORIリスロンS44内覧会が開催されました。
※今回の内覧会はLITHRONE S44の他、小森の高付加価値印刷の設備ならびにカラーマネジメント構築をご検討されているお客様を対象にご案内させていただきました。

5月22日は風が少し強かったものの天気にも恵まれ、都内や近隣県をはじめ遠方は香川県より総勢81名、6月12日は日差しの強い夏日の陽気の中で、遠方は前橋より総勢52名のお客様にご参加いただき、大盛況の会となりました。
東京・日本橋茅場町のTKP東京ビジネスセンター3階のカンファレンスルーム2に於いて、午後1時30分よりセミナーがスタートしました。5月22日のセミナー会場では新型インフルエンザの感染予防のため、受付を終えられたお客様から順番に手のアルコール消毒及びマスクをご着用いただきました。ご参加いただいた皆様のご理解とご協力に感謝いたします。

6月12日は、世界的にはインフルエンザの警戒水準が最高の6に引き上げられたものの、日本においては沈静化の方向にあり、5月のような厳戒態勢を引くことはありませんでした。
セミナーの司会進行役は弊社営業課長の橋本がつとめました。

最初に弊社国内営業本部長の小森より、開会の挨拶ならびに印刷業界の現況について説明させていただき、続けて㈱セントラルプロフィックス様のリスロンS44導入後の展開について簡単に説明させていただきました。


『㈱セントラルプロフィックス様は、四六全版印刷機リスロンS44(LS-544)による本機校正を製版業界に先駆け、2008年3月にスタートされました。リスロンS44のKHS-AIをフル活用することでカラーマネジメントシステムによる品質管理の精度を高め、厳しい色調管理、極小ロット、短納期対応を可能とし、校正刷りから印刷・加工までワンストップソリューションを展開されております。今回はカラーマネジメントシステムを構築する上でリスロンS44の選定にいたった経緯など、田畠社長様よりお話しいただきたいと存じます。その後の実機実演におきましては、リスロンS44によるカラーチャート絵柄および化粧品ポスターの印刷をご覧いただきます。また、工場見学では大判UVインクジェットプリンタをはじめ珍しい機械をご覧になれます。』
㈱セントラルプロフィックス 代表取締役 田畠義之様より、会社概要をはじめ、『卓越したCMS構築への追及!』というテーマでご講演いただきました。


田畠社長様よりご説明いただきました会社概要、事業内容および設備概要につきましては、㈱セントラルプロフィックス様の下記ホームページアドレスよりご覧いただけます。
URL: www.central-p.co.jp
テーマ 『卓越したCMS構築への追及!』 にてご講演いただきました内容は下記の通りです


当社のカラーマネジメントシステムは、モニターやプリンター、DDCPから校正刷り機、印刷本機まで、どれを使用してもジャパンカラー2007に合致するように調整している。
【CMSにおける本紙校正へのこだわり】
●自社の特色として、DDCPによる色校正では表現できない、品質要求度の高い本紙校正の製版仕事 に特化したCMS対応が生き残る道と考え注力している。
●1・2色機の平台校正による対応では、印刷本機とのドットゲインの相違については、補正カーブにて補正可能なものの、インクのトラッピング率や繰返し精度、グレイバランス合せ等に於ける機械的限界は否めない。
●8年ほど前に、菊半4色本機による校正サービスを展開し、その後、B全4色平台校正機を導入。そして昨年、更なる品質を追求して四六全5色校正を開始した。
【CMSの構築と維持継続】
標準化のワークフロー例としては、印刷本機が安定した状況の中、適正濃度・ドットゲインにて オリジナルチャートを印刷し、その適正度を印刷品質分析システムで確認後、そのチャートからICCプロファイルを生成し、自社の色標準機であるプリモジェットGに組込み、出力可能な状態としている。その後は必要に応じその他のDDCP等に展開する。また、それぞれのマシン特性に応じ、定期的にあるいは何か変化が生じた際は、キャリブーレーションを実施する。その際、その計測装置自体のキャリブーレーションも含め、ISO9001に則った自社のQMSで、確実に、永続的に、適正に実施。
【ターゲット色基準について】
枚葉オフセットの色基準「ジャパンカラー2007」、雑誌広告の色基準「JMPA」、新聞広告の色基準「NSAC」等に各種出力デバイスを合せこんでいる。(平均⊿E3以内レベル)
DDCPはICCプロファイルによって、本機校正はドットゲイン補正カーブによりあわせこみを行う。但し、「ジャパンカラー2007」に設定されていない用紙も多種多様に存在するので、使用頻度の高い用紙については、個別に独自に適正と思われる基準を設定し適時標準化している。
※独自標準化構築済の用紙例:ユーライト、ヴァンヌーボ、Mrs. B、苫更、等
【CMSの活用における高品質化・合理化】
<例>
画像色調見本が支給され、それに忠実にという製版仕事。
用紙は、ラフグロス系のミセスBスーパーホワイトの場合。
1 .画像処理担当者が色調見本に色調を合わせるべく、画像処理用モニターのプロファイル設定をミセスBスーパーホワイトにして画像処理後、プリモジェットG(DDCP)よりテスト出力。
2. 見本に合わせ再度色調調整し社内チェック後、本機校正もしくは4色平台校正機にて、ラフグロスの基準濃度にて印刷、プリモジェットG出力を見本に微調整。
3. 校了にて得意先に下版後、得意先印刷機にて、ほぼ基準濃度で刷り出し、校了紙にスムー ズに合わせ込み刷了。
理論的には、この様な合理的な高品質対応ワークフローが可能で、日々実施しているが、現実問題として不安定要素の高い印刷本機、平台校正機をいかに安定管理できるかが、最大のポイント。現状、ドットゲインやトラッピングの安定のため、工場内温湿度管理の徹底と、ブランケット交換等、変化のあった際の基準値合わせや、日々のメンテナンス、定期的なキャリブーレーション等、変動要素の低減に努力している。
【本機校正 損紙ソリューション】
カラーマッチングとしては素晴らしい本機校正だが、ヤレ紙の量は平台校正よりはるかに多いため、特に高価な用紙については大きな問題となる。高品質とヤレ枚数、相反する課題のソリューションが重要。現状、自社では小森ハイパーシステム(KHS)等を駆使し、クライアントの要求精度にもよるが、損紙90枚で90%の仕事を基準値内に収め、1時間に約5台の本機校正を行っている。
【KHS等の本機校正における活用】
下記のシステムを駆使することにより、高いパフォーマンスを発揮している。
●CIP4/PPFによるインキコントロールの印刷結果に対し、用紙毎に発生する基準値との差異を自動にデータベース化し、調整するシステム
●インキローラーへの自動インキ付けシステム
●高性能なリムービングシステムに於けるインキローラーの基準膜厚への戻しシステム
●用紙毎の一発見当システム
●その他、ベンダーレスや全自動版交換システム

田畠社長様にご講演いただいた後、弊社営業技術の津島よりリスロンS44の製品・技術説明を行いました。津島による説明内容は下記の通です。
1) 開発コンセプト
2) 高速安定印刷
3) 準備時間の短縮
4) 高付加価値印刷対応
その後、休憩を挟みながら、チャーターバス1号車と2号車の2グループ分かれて、㈱セントラルプロフィックス様の豊洲工場(東京都江東区枝川2丁目4番16号)へ移動しました。

5月22日は、豊洲工場に到着後、1号車のバスに乗られた皆様は実機見学からスタートし、2号車のバスに乗られた皆様は工場見学からスタートしました。6月12日は、全ての皆様に実機の見学をしていただき、その後に実機見学と工場見学に分かれていただきました。
実機実演の機械操作は㈱セントラルプロフィックス様の勝見機長様、解説は弊社営業技術課長の中村、進行役は弊社グラフィック・テクノロジー・センターの中島により行われました。今回は少し趣向を変え、実際に機械をお使いいただいての意見をいただくため、勝見機長様とのインタビュー形式を多く取り入れながら実演が進められました。


実演に使用した印刷サンプルは、㈱セントラルプロフィックス様が過去にお仕事として印刷された、化粧品会社の非常に高い品質を要求されたものです。Full-APCによる切替時間の短縮効果ならびにKHS-AIによる損紙削減と立上げ時間短縮を可能にした色調コントロールについてご覧いただきました。
<実演の流れ>
JOB1
1) 四六全判のチャート判印刷 200枚
2) ブランケット自動洗浄
3) Full-APCによる全自動刷版交換
4) プレインキング
5) 初刷
JOB2
1) ポスター印刷 1回目 30枚
2) KHS-AIによる濃度変更
3) ポスター印刷 2回目 30枚
4) 1回目と2回目のポスターの仕上りを比較

勝見機長様によると、カラーチャートはジャパンカラー2007に合わせておられるとのこと。スマートシーケンス機能を上手く利用されているそうで、そのためにも月に最低1回、多い時で3~4回、ドットゲイン等を定期的に管理されておられます。また、機械は通常3名体制で担当されています。

2階での工場見学では、最初に㈱セントラルプロフィックス様の岩崎工場長様よりご挨拶いただいた後、3グループに分かれて工場見学が行われました。3種類の特殊機を各オペレーターさんの説明により見学しました。

『D-Art事業部では3D&プリントを手がけており、デジタル技術を駆使したアーティスティックな製品づくりに携わり、お客様の高度な要望に応えている。』とのこと。
<3D&プリントに用いられる最新鋭のマシン>
●彫刻機3D NCルータ - SHINX 20ZGN DX

●大判UVインクジェットプリンタ - Inca SP320

●大型2Dカッティングプロッタ – ZUND

<3D&プリントの作品例>
●化粧品関連展示会用 商品展示ディスプレイ
●飲食店舗内 半立体看板
●受付廻りのLED発行ディスプレイ
●医療関連展示会用 器具展示ディスプレイ
●食品関連展示会用 壁面ディスプレイ
<その他>
●デジタル油絵
このたびの内覧会開催に当たりましては、㈱セントラルプロフィックス様には、深いご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございました。

ご来場いただきました皆様には、実際に弊社リスロンS44の実演をご覧いただくことにより、カラーマネジメントシステムに高いレベルで対応できる、その優れた性能をご実感いただけたことと存じます。今後ともよろしくお願い申しあげます。






































































































































