東京の八重洲ビジネスセンター8Bと8E会議室
今回のホストは小森コーポレーション

今回が日本で行われるInteropとしては3回目になります。第6回が京都(大日本スクリーン)、第10回が東京(新宿、富士フイルム)、そして第15回が東京(八重洲、小森コーポレーション)です。会場は地下鉄の宝町のすぐ近く、東京駅八重洲口から10分未満の商業地域にあります。今回海外から参加したメンバーのホテルがある汐留地区からも、地下鉄で3駅目で、銀座、京橋、日本橋にも近く、非常に便利な地域です。
今回は小森コーポレーションがホストとなっていることから、チュートリアルの手配、会場の手配、海外からのメンバー向けホテルの手配、レセプションパーティの手配などを担当しました。小森からは技術者が3名、マーケティング1名の4名が参加し、ネットワークの設営や会議中の飲み物のサービスなど、各種のお世話にも携わりました。パーティには、更に2名がお世話に参加しました。また、今回のイベント運営に関しましては、プリンテクノ、オリーブ、メタテクノ、JAGAT、他多くの企業・団体にご協力を頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。

10/5の日曜日に、基礎セミナーと開発者向け会議が開催されました。事前登録は約80名、当日も収容限度90名の会議室がほぼ満席に見える70名程度のご参加を頂きました。

午前の基礎セミナーは小森コーポレーションの静谷が日本語で行い、午後はInteropの委員長であるハイデルのProsi氏、OptimusのEsch氏が技術的な詳細内容を解説し、静谷とメタテクノの是永さんが通訳と補足説明を実施しました。

参加者は主としてメーカーの開発者であり、非常に熱心に聴講され、最後の質疑応答は予定時間内に終わらず、解散後に個別に会話をする姿が見られました。
今回の説明資料は、下記のCIP4のページよりダウンロード可能です。
http://www.cip4.org/document_archive/dc.php?name=tut_tokyo_2008
10/6の月曜日から始まったInteropの各種会議やイベントには、19社からの70名の日本人を含め、世界中から30社、90名が参加しました。

久し振りに日本で行われたInteropと言うことで、多くの日本人が参加し、互換性テストのみならず、日本での活動に関する会議にも多数が参加されました。そのためか、テスト時間が不足してしまい、最終日に至るまでテストを行っている参加者も見られました。
KOMORIからのInterop登録システムはK-Station Ver. 3.0.0 betaでした。

小森は5日間に9社9製品とJDF/JMFのデータ送受のテストを行いました。内訳はMISが8製品、Prepressが1製品。合計9社のシステムとのJDF V.1.2と1.3でのテストにおいて、小森のK-Stationは全システムとの動作上に問題がないことを確認できました。
10/6の午後にはJapan Business Network Group(BNG)の設立会合が開催され、18社30名が参加しました。
CIP4のボードメンバーであるHarvey氏と電話会議で参加したWilton氏による解説(通訳はメタテクノの是永さん)が行われ、その中で、このJapan BNGと10/8に開催されるJapan Technical Working Group(WG)の二つが、CIP4から認められた正式な日本でのWGであるとの宣言がなされました。

その後で、会議進行役としてKodakの堀口氏が選任され、その進行のもとで委員長と副委員長の立候補が行われ、基本となるポストが埋まった形になりました。正式には、後日の告知と承認によって決定されます。

当初はPAGE 2009での活動を目指し、マーケティングのためのミーティングを重ねていくことになりました。今後の活動の詳細は、www.cip4.orgまたはwww.cip4.jpに掲載を予定しています。次回会合は11/12に小森コーポレーションの本社で開催予定です。
夕刻にはJapan BNG Mingle(懇親会)が行われ、海外メンバーを含めた多数の参加のもと、様々な情報交換が行われました。

10/8の午後にはJapan Technical WGの設立会合が開催され、18社38名が参加しました。
まず、Harvey氏とProsi氏による解説(通訳はメタテクノの是永さん)が行われました。このWG設立の趣旨は、日本の開発者が日本語でJDF仕様について話し合い、互換性確認テスト(Interop)を行うこと。また、JDF仕様について日本で検討し、それを英語に翻訳してTSC(技術運営委員会)に報告し、JDF仕様への反映を図ること、です。
解説の後で、会議進行役としてHeidelbergの土屋氏が選任され、その進行のもとで委員長と副委員長の立候補が行われましたが、技術面を主体に検討していくWGであることから、知的財産所有権や各社の社内承認手続きの問題があり、1ヶ月後をめどに正式決定する方向で進めることとなりました。なお、ここで決まる委員長と副委員長は、TSCの正式メンバーを務めることになります。
日本のみで行うmini IOT(Interoperability Test)については、本Interopの2ヶ月ほど前に開催し、その結果をIOTで報告する方向で考えることとなりました。
10/8の夕方にKOMORI Reception Partyが開催されました。


Interop会場からバスで凸版印刷小石川本社ビルに移動し、まず地下の印刷博物館を見学しました。印刷博物館側のご好意で、グーテンベルグルームでレクチャーをしていただき、それから展示物の見学に入りましたが、やはり印刷業界人の集まりらしく、各展示の一つ一つをじっくりと観察され、限られた時間の中で十分楽しんでいただいたようです。
(印刷博物館のホームページはこちら→
http://www.printing-museum.org/)

その後で2階のレストランに移っていただき、トータル60名弱でのレセプションパーティを楽しんでいただきました。美味しい日本酒に舌鼓を打ちながら談笑する海外メンバーの姿も中々風情を感じるものでした。


楽しい時間は瞬く間に過ぎ、中締めの挨拶と共にパーティは終了となりました。その後は三々五々街に繰り出し、最大勢力のメンバーは日比谷のカラオケを3次会として、午前様で帰ることになりました。日本のカラオケ文化を始めて味わった海外メンバーは、大変に感動しておられました。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
10/9には、Interopの他にMISからデジタル印刷までの5種類のWG会議が行われ、活発な討議がなされました。
10/10は最終のまとめ会議があり、各WGの責任者からの状況報告が行われました。主たるトピックとしては、
・JDF仕様Ver1.4は11月リリース予定。ICSのドラフトはこれから作成される。
・活動が活発でないWGの統合を検討する。
などです。

次回第16回Interop Eventは、2009年3月29日から4月3日まで、カナダのモントリオールで開催予定です。今回の会議の最終日に、Intraprint SoftwareのTouguay氏から簡単な説明がありました。