主催: JP産業展協会
後援: 大阪府/大阪市/大阪商工会議所/大阪府中小企業団体中央会/ 全日本印刷工業組合連合会/日本製紙連合会/日本洋紙板紙卸商業組合/ (社)日本グラフィックデザイナー協会
協力: (社)日本印刷技術協会
会期: 2011年5月12日(木)~14日(土)
会場: インテックス大阪 3号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)
規模: 出展73社/220小間
2011年5月12日(木)~14日(土)までの3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪 3号館において、『JP2011情報・印刷産業展』が開催されました。
東日本大震災による影響や、印刷業界を取り巻く環境が依然厳しい状態にあることを反映して、出展者数73社/220小間(昨年:85社/256小間)と昨年より約14%減の規模での開催となりましたが、主催者側の発表による3日間の来場者数は、30,225名(5/12:5,826名、5/13:9,578名、5/14:14,821名)で、昨年の29,044名を1,181名上回る盛況ぶりでした。
35回目を迎えた今年は『デジタル印刷集積基地OSAKA』をテーマに掲げ、「社会につなぐ印刷技術の確かな価値」をコンセプトに開催され、めまぐるしく変化しつづける印刷業界の環境の中で、社会に貢献できる次世代を見据えたさまざまな新ソリューションが展示されました。会期中は、「JAGATカンファレンス in JP」、「MUDグランプリ表彰式」をはじめ、会場内に設けられたイベントスペースで連日さまざまなオープンセミナーやメーカーによるセミナー、講演会等が行われました。また、会場内に設けられた「簡易スタジオ」では、開会式に参加された各団体役員と出展企業を対象に、東日本大震災で被害に遭われた東北印刷業界に向けて「復興応援メッセージ」のビデオ収録が行われ、動画サイトのYouTubeで紹介されています。
小森コーポレーションは印刷機械の展示は行わず、『KOMORI SOLUTIONS』をメインに掲げ、お客様のビジネスの成功の鍵となるSOLUTIONを「KOMORI QUALITY」、「KOMORI ASSISTANCE」、「KOMORI ECOLOGY」の3つの視点から、デモンストレーションをはじめパネル展示や実物展示を通してご紹介いたしました。その中でも特に最新の乾燥システム「H-UV」と統合制御システム「KHS-AI(コモリハイパーシステム)」との融合で実現する「オフセットオンデマンド」に焦点を当て、映像を交えながらデモンストレーションを行いました。デモンストレーションの中では、リスロンシリーズの新グレードモデルとしてデビューした「リスロンG40」ならびにKOMORIサービスが提案するサービスサポートとしてレトロフィット商品や各種測定器についてご紹介いたしました。
デモンストレーションは5/12と5/13に各5回、最終日の5/14に4回、3日間で合計14回行いました。
最初に「H-UV」と「KHS-AI」の融合による「オフセットオンデマンド」についてのデモンストレーションを行いました。今回は弊社ブース内の一画をライブスタジオに見立て、番組を“K-Live Station in Osaka Special”と題し、既にH-UVを搭載した枚葉オフセット印刷機ご導入いただいている㈱アサプリ様(三重県桑名市)、㈱研文社様(大阪府大阪市)、福博綜合印刷㈱様(福岡県福岡市)の3社様、そして小森グラフィックテクノロジーセンター(以下、KGC)の4拠点とライブスタジオをつなぎ、擬似生中継を演出しました。番組は、キャスターの高松さんにより進められました。
KGCとの中継では、副センター長の神とつなぎ、H-UVを搭載した菊半裁4色オフセット枚葉印刷機 リスロンS26(LS-426)による実演をご覧いただきました。実機を使ってH-UVシステムの特徴やメカニズムについて簡単な説明を行った後、実演に入りました。実演では2つのJOBを行いました。JOB1ではヴァンヌーボを使用して、表面4色印刷を行った後、即ドン天(裏面印刷)で4色印刷し、優れた速乾性をご覧いただきました。JOB2ではコート紙を使用し、H-UV印刷がどれだけ従来の油性印刷のグロス感・色味に近づくことができるのか印刷品質についてご覧いただきました。2つのJOBを通して、速乾・パウダーレス・即加工が可能なH-UVシステムと一発見当・一発色合わせを実現するKHS-AIの2つの革新的なテクノロジーの融合により、従来の油性印刷ではできなかったオフセットオンデマンドの実力をご説明いたしました。
3社様との中継の1社目は、2011年1月にリスロンS26(LS-426)をご導入いただいた㈱アサプリ様で、松岡社長様より経営者としてのH-UVおよびオフセットオンデマンドに対するご評価をいただきました。従来の油性印刷と比べて損紙が1/3、刷り出し時間も1/3になったこと。H-UVの速乾性能により印刷後すぐに後工程に回せるので、短納期対応が可能になり生産効率向上につながったこと。速乾性によりマット紙やヴァンヌーボ、あるいはユポのような合成紙も問題なく乾燥するのでキズ・ヨゴレ・ブロッキングといったトラブルがなくなった等を挙げていらっしゃいます。
2社目は、2009年10月にリスロンS29P(LS-829P)をご導入いただいた㈱研文社様で、生産管理部の河田係長様より導入後約1年半以上経過した社内でのご評価や、クライアントさんのご評価をいただきました。社内のご評価としては、品質面・納期面に対して一切の遅れがなく高品質なものが仕上がっている。クライアントさんのご評価としては、今までのUVにはないグロス感がある。マット/コート/特殊原反についても一切のコスレ・ヨゴレがなく、後工程での製本ヨゴレ・キズも発生しないので納期遅れ等がないとのことで高い評価をいただいているとのことでした。
3社目は、2010年10月にリスロンS26(LS-426)とリスロンS40(LS-440)の2台を同時にご導入された福博綜合印刷㈱様の福原工場長様より導入後約半年が経過したご評価や稼動状況についてお話いただきました。H-UV機は社内において戦力的な機械となっている。従来の油性印刷と比較して速乾性に優れているのが最大のメリットで、印刷後すぐに後工程にまわせることで時間短縮・生産性が向上した。オペレーターにとっては、H-UVではブロッキングなどの問題がなく、パウダーレスなので品質に重点をおいて安心して刷れる環境になっている等お話いただきました。
各拠点との中継終了後は、スタジオにおいて弊社営業技術部の平田より、H-UV印刷と油性印刷との採算性の比較や環境面について画像を使ってご説明させていただきました。
平田の説明に次いで、新商品「リスロンG40」の開発のコンセプトや特徴についてビデオでご紹介いたしました。
番組の最後のコーナーでは、「KOMORI ASSISTANCE」について、KOMORIサービスが提案するサービスソリューションとして弊社ブース内に出展いたしました、レトロフィット商品や各種測定器について、弊社サービスの浅井よりご紹介させていただきました。
1つ目は校正用LEDランプ。従来の刷見台で使用されていた印刷標準色蛍光灯と比較して、より自然光に近い理想的な環境で印刷物の最終確認が可能になる先進のLEDランプを採用しました。
2つ目は水舟用特殊断熱塗装。従来の断熱材では、水舟との間で剥離を起こし水ダレ事故を起こすことがありました。この特殊断熱塗装は、高密度スチロールを専用接着剤で吹きつけ接着することで密着性を高め、内部結露を防ぎます。また、特殊断熱塗装でコーティングし、さらに防水塗料で仕上げを施すことで、さらに高い断熱性と耐久性を確保します。
3つ目はデジニップ。ニップ圧を数値管理するためのデジタル測定器です。リピート物の印刷物を環境条件の整った印刷工場で印刷しても、濃度や水上がりが一定にならないといった問題が起こることがあります。この要因の一つに、インキローラーや給水ローラーのニップ幅の変化が挙げられます。使用する印刷資材の種類や印刷条件により、ローラー径は生き物の様に変化します。デジニップは簡単な操作でニップ幅をコンマ1ミリの単位で表示する画期的な製品です。デジニップで定期的にニップの数値管理を行うことにより、印刷物の標準化、生産性の向上、損紙の減少などで1歩レベルアップが可能となります。
4つ目はデジブラン。胴仕立てを数値管理するためのデジタル測定器です。オフセット印刷において、胴仕立ての管理は必須であり、ブランケットや胴張用紙がへたってしまうと、それが印刷物の品質に直接影響して、印刷不良となってしまうことがあります。そのため、定期的な胴仕立てのチェックが必要です。新製品のデジブランはスイッチを押して、瞬時に測定が出来る新感覚のデジタルパッキングゲージです。週に1度サッとチェックすれば、印刷トラブルを未然に防げるだけでなく、ブランケットの交換時期の数値管理にも利用できます。
番組の中ではご紹介できなかったH-UVによる様々な仕様の印刷サンプルをはじめ、小森予防保全(KPM)や消耗品オンライン・オーダーサービスについては、パネル展示やタッチパネル画面等を使って、KOMORIスタッフより詳しくご説明させていただきました。
その他の印刷サンプルとして、「第62回全国カレンダー展」において国立印刷局理事長賞を受賞した弊社のカレンダーも展示いたしました。
このたびは、KOMORIブースに多数ご来場いただきまして誠にありがとうございました。印刷業界の環境が大きく変化している中で、KOMORIはこれからもお客様のご期待とニーズにお応えすべく、さまざまなソリューションのご提案・ご提供に努めてまいります。今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
2012年のJP情報・印刷産業展で皆様と再びお会いできることを楽しみにしております。






















































