
2009年6月5日(金)~7日(日)までの3日間、福岡県福岡市の福岡国際センターにおいて、『感動は意伝する。』をテーマに、第35回目の『2009九州印刷機材展』が開催されました。
世界的な景気後退が、印刷業界にも大きなインパクトを与えている状況下での展示会開催であったため、前年と比較すると出展各社が展示小間数を減らす傾向にありました。


来場者数は前回を下回ったものの、会期3日間の総来場者数は6,115名(6/5:1,274名、6/6:3,749名、6/7:1,092名)とまずまずの盛況ぶりでした。
展示小間数 2008九州印刷機材展/313小間 2009九州印刷機材展/237小間→24.3%減
出展社数 2008九州印刷機材展/70社 2009九州印刷機材展/64社→8.6%減
来場者数 2008九州印刷機材展/7,505名 2009九州印刷機材展/6,115名→ 18.5%減
『2009九州印刷機材展』における小森コーポレーションのテーマは、お客様のビジネスの鍵となるSOLUTIONを特にサービスサポートにフォーカスし、デモンストレーションを通して詳しくご紹介させていただきました。
KOMORI SOLUTIONS
I. 生産性を高めましょう!
II. 印刷品質を向上させましょう!
III. 機械の性能を安定させましょう!
IV. 災害による被害を予防しましょう!
V. 損紙を減らしましょう!


デモンストレーションは3日間の会期中、合計11回行いました(6/5:4回、6/6:4回、6/7:3回)。
景気後退の中、印刷業界発展のための新たなステップとして、特にお客様の予防保全および環境に重点を置いた、KOMORIの『充実サポート体制』、また、『全てはユーザーの立場から発想する』をコンセプトに、お客様のあらゆるニーズにお応え、ご提案できるパートナーとしてお役に立ちたいと考えております。

デモンストレーションは、弊社九州支店の有吉の進行、弊社サービスの塚本と浅井の説明により、5つのソリューションのうちの4つについて具体的にご紹介しました。また、展示会初日は、博多工業高校の学生さんが多数ご来場され、KOMORIブースにもお立ち寄りいただき、デモンストレーションでは、メモを取りながら真剣に聞いて下さっていた姿が大変印象的でした。


I. 生産性を高めましょう!
1つ目は、電気信号を見える化することにより、印刷機を止めないためのデータ分析や管理を行うX.System。
2つ目は、印刷機の突然停止などによる突発修理をゼロにすることを目標に開発された、インターネット経由の遠隔診断システムのリモートサービス。
そして3つ目は、IGAS2007で発表したリアルタイムのサポートを可能にするOpeNavi(オペレータ ナビゲーション システム)。このシステムはメンテナンスだけでなく、新人研修にもご活用いただけるシステムです。

II.印刷品質を向上させましょう!
印刷品質を向上させるための装置について、展示物を使いながらご説明しました。こちらでご紹介させていただいたのは全てレトロフィット可能な装置です。
①含浸布タイプのブランケット洗浄:従来の乾式布タイプは、洗浄液をスプレーする場合、洗浄液ノズル調整やブランケットへの均一な塗布調整が難しく、更には、ノズルのメンテナンスや洗浄液ダレなど、品質に影響を与えるような課題がございました。それと比較して、含浸布タイプはメンテナンス不要で、洗浄液ダレや洗浄ムラも無く、廃液がゼロ。また、VOCを含有していないため、環境や人体にも優しいメリットを兼ね備えております。

②後付けキット:従来、コロキズにより発生していた品質トラブルやヤレの発生をエア横針後付けキットが一気に解消します。コロ交換が不要で、紙種によるエア調整が印刷中でも可能です。その他にも、デリバリーのベルト式吸引車や、インキローラーに取り付ける乳化予防ファンなども展示、説明いたしました。


IV.災害による被害を予防しましょう!
地震災害時に被害を最小限に抑えるための3種類の装置について、実物展示をご覧いただきながらご説明しました。印刷機の稼動中に地震が発生した場合、シリンダーの損傷やドライヤーからの出火、オペレータへの危険など、被害は印刷機のみにとどまらず、二次被害ももたらします。
①地震監視装置。気象庁より発信される地震予測が震度5以上の場合、監視システムがその情報を入手・判断し、地震は発生する30秒前に印刷機の運転を自動停止させます。
②異常振動監視装置。実際に地震が発生して、装置が震度5強の揺れを感知した場合、アラームとランプが作動し、印刷機を強制停止します。
③地震対策用横ズレ防止装置。地震発生時の振動による印刷機の位置ズレを抑止します。
続いて、雷災害時の被害を最小限に抑えるための装置「雷感知器ポポフサンダー」について実物展示を使ってご説明しました。この装置は雷が接近したことを感知し、印刷機を強制停止することにより落雷による機械へのダメージのリスクを減らします。
V.損紙を減らしましょう!
KIS-AI、KHS-匠のご紹介をしました。
drupa2008のデモ映像をご覧いただきながらKHS-AIの機能をご説明しました。色調や折り見当などの学習機能により、刷り出しから、そのまま本刷りに入れる印刷物が出てくる画期的なシステムです。初刷りの色調チェックでほぼOKが出せますので、次に挙げる効果が得られます。
•仕事の切替え時間短縮
•損紙の削減
•品質管理の標準化推進
また、KHS-匠は、「最先端の生産性向上支援システムをあなたのオフ輪へ」というコンセプトの下に、既設のオフ輪機にKHS機能を追加できるシステムです。
以上でデモが終了しました。
デモ終了後は、毎回多くのお客様から印刷機やサービスに関するご相談をいただきました。

厳しい経済状況下での展示会開催ではございましたが、KOMORIブースに多数お立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。KOMORIはこれからもお客様のご期待にそえますように、常にお客様の立場から発想することに努め、なお一層、お客様のビジネスのパートナーとしてソリューションを提案・提供し続けて参ります。今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

次回の九州印刷機材展は、2010年に開催されます。KOMORIブースで皆様にお会いできることを楽しみにしております。

